身土不二

 トップページ >  時事エッセイ >  人の暮らし、昨今思うこと

 このページでは身土不二.comの砂金が書いた時事エッセイを紹介しています。

人の暮らし、昨今思うこと

 今まで53年の人生を歩んできて、大まかな区切りは意識していても、自分史的な総括を書いたことはありません。今もそれをしようというわけではありません。

 ここでは、最近になって私なりに、人の暮らしについて、考え直したことや気が付いたこと、疑問に思い始めたことなどを忘れないうちに、メモしておこうということです。

 ただ、私にも今まで生きてきた中で、私の体験の中からつかんできたものがありますから、その考えのベースをできるだけ明らかにしながら記していってみたいと思います。

 何故、今そんなことを自分が思いついたのだろうと考えてみると、日を追って深刻な不景気が暮らしを覆ってきているからです。なにか、社会構造上の変化を予感させられています。

 日々の商いを記録するノートがその予兆を語りかけてきています。あらためて、数字というものは正直なものだと実感させられています。多分、15年位経って、歴史として今日が記されるときには、そうとう大きな変化として記されるに違いありません。店の商店街でも、歴史のあった何軒かがシャッターを閉じました。仲間からの報告も、どれも「どーなってんだ、日増しに悪くなっていく」という声が蔓延しています。農村でも老舗のなじみの店が次々に店じまいしていくという様子が農家から伝えられています。

 一方、そういう肌で感じる実感から縁遠いせいか、権力の座にしがみついている金権政治家というのは、もっとも社会の変化に鈍感なところにいるのではないか、そんな気さえしています。

 そんな人たちを当てにするのでなく、今すぐにでも暮らしの豊かさについてもう一度見つめ直し・とらえ直すことが、私達にとっての課題になってきているようです。速さや便利さばかりを追い求めすぎた結果、本物や大切なものを捨ててしまったり、見落としたりしてきている現状からの脱出です。

 その際のキーワードの一つは、『待つゆとり』だと思います。

2001年03月4日(日)

前のページ  ページの最初 トップページ 問い合わせ